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季節と食と、香りのコラム~立冬~

Special Column

11月7日、立冬を迎えました。

気温も下がり日照時間も短くなると、身体の中の遺伝子が「これから寒くなると食べる物が少なくなってくるぞ。溜め込まなくちゃ!」と冬眠準備モードに入ります。

寒くなると食べたものを溜め込みやすくなるこの症状を「閉蔵(へいぞう)」と言います。

特にこの時期には、添加物や味の濃い者の摂りすぎに注意して、調味料を無添加のものに変えたり、出汁の味を生かしたりして、シンプルな薄味を意識してみてください。

おすすめ食材は【甘酒】です。

発酵食品は、それだけで味に深みが増し、お肉を柔らかくしたり、旨味をアップさせてくれます。

お砂糖の代わりに使う場合は、砂糖の2倍の量くらいで同じ甘さになるそうです。

甘酒は冷凍できますので、沢山作って冷凍保存するのもいいですね。

おすすめのアロマは【バルサムファー】(もみの木)の葉の精油です。

何でも溜め込みやすいこの時期は、言いたいことや感情も溜め込みがちに。

もともと葉から採れる精油は、呼吸を深めて心も身体も循環のサイクルをよくしてくれますが、バルサムファーのように鋭くとがった葉の精油は、特に「吐き出す」力が強いと言われます。

深く吐きだすと、次は新しいエネルギーを深く吸い込むことができます。

バルサムファーが身近でない場合は、ティーツリーやローズマリーの精油も同じような特徴があります。

どちらもウイルスや細菌にも強い精油です。

お風呂に2~3滴落としたり、これからもっと乾燥しがちなお肌には、ホホバオイルなどに希釈してボディオイルとして使うのもおすすめです。

引き続き「肺」の養生が必要な晩秋。

透きとおったクリアな香りとともに、深呼吸をして「氣」を巡らせていきましょう♡

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