7月23日、二十四節季の「大暑」を迎えました。
例年通りなら、梅雨明けして真夏の太陽がギラギラと照りつける時期ですが、
今年は異例の梅雨明けの早さ。
明けたと言っても、その後に長雨が続いたり
線状降水帯という時間も場所も局所的な大雨があったり、
不安定なお天気が続きましたね。
気圧や気温、湿度や室内の冷気などの影響で
自律神経が乱れがちになります。
身体は熱や湿気がこもりやすく
反対に胃腸は冷えすぎで重い。
頭の中は興奮して焦りを感じたりイライラしたり、
災害や感染症のニュースを見ていつもより不安感が強くなったり。
これは、夏に乱れやすい「心」の働き・・・不安・不眠
長夏(梅雨)に乱れやすい「脾」の働き・・・考えすぎてしまう
の影響もあります。
体内にこもった熱を下げるには、冷たいものを摂るのではなく
ぜひ「夏野菜」を活用してください。
そして、おすすめなのが「生の生姜」です。
生の生姜に含まれるジンゲロールには
解熱作用や強い殺菌作用があります。
ジンゲロールは加熱するとショウガオールに変化し
これは逆に血行を促進し身体の中から温めてくれます。
夏には生の生姜、冬には加熱した生姜がおすすめ!
冷奴にショウガをのせるのは、
夏を乗り切る昔からの知恵だったのかもしれませんね。
昔は成分分析なんてなかったはずなのに、
それを感覚的に知っていて食に取り入れていた・・・。
昔の人って、日本食って、本当にすごいですね✨
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おすすめのアロマは「レモングラス」
その名の通り、レモンに似ていますが草っぽい香り。
疲れた心と体に活力を与えてくれる、とてもパワーの強いオイルです。
レモングラスの原産は、東南アジアなどの暑くて湿気の多い国。
トムヤムクンや生春巻きにも使われるハーブですが、
蒸し暑い気候にぴったりの効能がたくさんあります。
解熱作用、殺菌作用、虫よけ作用。
消化の促進や、食欲増進作用など、夏バテにもおすすめです。
今日は冷たいものをとりすぎたな・・・と思う日には
温かいハーブティーとして飲むのもいいですね。
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そして7月20日から8月7日の「立秋」までの18日間は
季節の変わり目「土用」の期間でもあります。
土用の期間のおやくそく・・・。それは
「無理をしない」
予定は余裕をもって組み
新しい事への挑戦は焦らず
ご飯もしっかり噛んで、ゆっくり小食を心がける。
イライラしたり不安感が湧いてきたら
「土用だし、無理はやめとこう」
「心と脾が弱ってるかも。ゆっくりしよう」
と、気づいて、ご自愛してあげてくださいね♡